NSR その他

 

市販車

 

 

NSR150

 

全長×全幅×全高 1,970×685×1,060mm

ホイールベース 1,335mm

シート高 780mm

乾燥重量 122.4kg


エンジン   149cm3  水冷2ストローク単気筒

内径x行程 / 圧縮比  59mm x 54.5mm / 6.8:1


最高出力  31ps/10,500rpm

最大トルク  2.2kg-m/10,000rpm




タイで2002年まで生産されていた。

2灯式の前照灯を持つレプソルカラーのNSR150SPと一般モデルのNSR150RRがあった。

このRRはほとんど輸入されていない

アルミツインチューブ風に見える鉄製のフレーム,

キャストホイールなのにチューブタイヤ,キャタライザー付チャンバー

細身のボディに強力な2STエンジンと6速クロスミッションで軽快な走り 。

 

 

 

 

 

NSR125F

 

 

 

イタリアホンダで生産されていた前代NS125Rの後継モデルであり、ネイキッド仕様のNSR125F(後のNSR125F RAIDEN)とフルカウルのNSR125Rが生産されていた。

日本国内でも1989年にNSR125Fが1000台限定で正規輸入モデルとして市販された。

典型的な2ストロークエンジンの特性と音色を奏でていた。

Adriatico(アドリアティコ)の愛称を持つこの車両は、いわゆるフルパワーモデルではなく、エアクリーナーボックスにリストリクターの装着やエキゾーストパイプにインナーパイプを装着するなどして当時の日本国内における最高出力(22馬力)規制に適合させたディチューン仕様だった。



もともと当時の欧州市場向けに企画されたモデルであり各パーツは、一般的なホンダの市販モデルでは見ることができない海外の部品メーカー製の物が多用されていた。

キャブレターがデロルト社製、足廻りは、マルゾッキ社製フロントフォーク、斬新な3本スポーク・デザインのグリメカ社製アルミキャスト・ホイール、ピレリー社製の幅広タイヤ(前・100/80-17、後・130/ 70-18)に、前後共ディスクブレーキを装備し、特に前輪には、大径316mmのシング ルディスクを採用するなど充実した装備としている。また、パガーニ社製のヘッドライト、ウインカー、テールライトに加え、ハンドル、変速機、チェーン、ステップ類にいたるまでイタリア製部品を採用していた。

 

 

 

 

 

 

NSR50/80

 

 

 

 

 

1987 - 1988年型
デビュー当時のモデルで外見の特徴はチャンバーのサイレンサー部分がまっすぐ伸び(通称:ダウンチャンバー)ホイールは3本スポーク、トップブリッジは鉄製。また、燃料コックに不具合があり早々に部品販売が終了している。また、サスペンションが50と80ではバネレートなどが異なる

 

 

 

 

1989 - 1992年型

外見の特徴はチャンバーのサイレンサー部分がシートカウルに向かって上に伸び(通称:アップチャンバー)アッパーカウルはライト廻りがシャープな形状となった。

シートカウルは1987 - 1988年型と共通。燃料コック及びタンクの形状に若干の修正が施されている。

サスペンションが強化されコーナリング性能が向上した。

 

 

 

 

 

 

1993 - 1994年型

外見の特徴はホイールが6本スポークとなった。カウル類は1989年~1992年型と同型。

エンジンはシリンダーヘッドが設計変更された。

しかし3本スポークのほうが強度が高く、50ccのレースでは3本スポークを愛好するライダーが多い。

サスペンションやフレームに大きな変更はないが、サイドスタンドスイッチが導入され安全面での配慮がなされている。また、ヘッドライトが常時点灯になった。

 

 

 

 

 

 

 

1995年型

ヤマハから打倒NSRを強く意識し発売されたTZM50Rに対抗するため、大幅なマイナーチェンジ というよりモデルチェンジを行われた公道仕様の最終型である。外見の特徴としてはアッパーカウルとアンダーカウル、タンクの形状は1989年型以降と同じであるが、シートカウルが兄貴分のNSR250Rに似たテールエンドが跳ね上がったタイプとなり、(当時の現行モデルであるMC28型よりもMC21型に似ている。)素材も変更され一体成形となった。フレームも一新され、ステアリングヘッドアングルの変更、剛性の向上が図られシートカウルの固定にはスペシャルスクリューが用いられている(これ以前はメインキーで着脱)。スイングアームも変更が施され、左右非対称の形状から左右対称の形状となり、軸受けもベアリングに変更された(94年まではゴムブッシュ)。点火方式も変更され、ACジェネレーターも専用のものが付く。クラッチ回りも新設計になり それまでの年式のものとはまったく違った特性になった。また、動力性能の向上に伴いラジエータも大型のものとなった。足回りについてもまったく別物となり、フロントフォークの設計変更、トップブリッジも新設計のアルミ製、リアサスペンションもイニシャル調整ができるものとなり、シフトペダルもリンク式のものとなった。